相手は自分の鏡
※【】内はりつこさんの言葉を引用したものです。
おはようございます。
私は勉強会や実験に参加している時、りつこさんに【人間は自分のことが一番見えない】と、何度も教わってきました。
私の解釈で記しますが、人間は目の前に存在する他者の姿は見えても、自分の姿は盲点となり見えないため、自分の様子や所業も見ていません。だから他人の姿を鏡として、自分の姿を写すことで認識できます。私も相手を評する言葉は、全部自分に言っていることと同じだと思っていて、逆に「あなたってこうなのね」と言われた内容は、相手の自己紹介だと思っています。
私は転職回数が多いのですが、その先々でたくさんの強者と出会ってきました。最初は自分と他者を切り離してみていたので、なぜ私の周りには嫌な人が多いのだろう?と思っていましたが、今は分かります。なぜなら私が嫌な人だから!!です。
私が相手にされてショックだったことを、私も誰か(大抵は家族)にやっていたり、相手の姿を見て、私もこんなことをしていたんだと気づいたりします。
私はそうやって自分の姿を知っていくことで、相手が今までと違う人のように変わったり、去って行ったりと、自分の見ている現実が変わってくる、という経験をしてきました。
しかし時には、なかなか私の中に見つけられないということがありました。その時に思い出したのが、
「特質的なものを見つけた時、自分の中にあるかないか?ほじくる。ない場合、相手が異質ということになってしまうから、なぜこうなるのか?と考えること。そうすると何かが見えてくる(実験⑯より私の解釈です)」とりつこさんに教わった内容です。
そうやって考えてみると、私が苦手だと思っている誰かの姿を、相手に投影していたと分かったり、自分の持っている価値観に気づいたりしました。また、相手の言動の原因を考えた時、その原因と思われるものが、例えば親への恨みだったりなど、私の課題と同じだということもありました。
やはり自分の中に全部あるのだと実感しています。最初は、自分の姿を認められなかったり、知っていくことが辛かったですが、今は楽しいと思えるようになってきました。
R5.4.28 8:39