日々学び中

2014年6月から小杉利津子さんの真理の勉強会、真理心理学臨床心理学実験(2019年~2021年)に参加していました。その時に学んだこと、今になって分かったことを主に書いています。

自分が正しい人

こんにちは。記事を書くのが遅くなってしまいました。

 

「自分が正しいをしている」と,私はりつこさんに度々指摘されてきました。

私の解釈では「自分が正しい人=自分が正しくて間違っていないと思い込んでいる人」です。自分のやっていることが分からないし,見ようともしない。根拠のない自信を持って自分を疑わない。私はずっとそうやって生きてきてしまったので,頭では分かっていても,感覚として分かりませんでした。

しかし今から5年くらい前に,私の鏡となってくれる人に会いました。

その当時,私はある事務所でパートをしていました。所長は男性だったのですが,ある血液型の女性にトラウマがあったそうです。私がそれに当てはまってしまったため,事あるごとに「これだから〇〇型の女は」と言われるようになりました。あまりにしつこいため,「やめてください」「血液型は関係ないと思いますよ」などと言っていましたが,所長は「冗談でしょ」「ともさんが気にしすぎ」で済ますだけでした。嫌だと思う私がおかしいのかな?と思うようになっていた頃に,会った友人たちにこのことを話すと,みんな一様にひどいねと引いていたため,私だけではないのだと思いました。所長に友人たちの反応を話したところ,「それはともさんに合わせて言っただけでしょ。そう思っていなくても。友達だからその場では合わせる」,このようなことを言われました。

友達なら,「あなたが気にしすぎだ」と思ったことを言ってくれるだろうし,そういうところも突っ込みたくなりましたが,その時私が痛感したのは,この人に何を言っても無駄だということでした。そして,この人にどうやって伝えたらいいのだろうと,脱力感におそわれました。

自分を疑う気持ちがなければ,自分の行動を省みることもしないし,何を言われても,全て自分に都合よく解釈してしまいます。所長を見て,「私もこうなんだ。こんな酷いことをしていたんだ」と,ようやく腑に落とすことができました。自分が同じ目に合わないと,分からないことなのだと思います。私は本当にラッキーだったと思います。

2023.4.11 11:42